ごあいさつ
Greeting
高齢化社会を迎え、認知症は今後20年の内に500万人を超えると 予想され、大きな社会問題となっています。 当院は昭和58年4月に認知症を始めとする老年期の精神障害を 専門的に診療する病院の必要性を強く感じた初代院長横山司朗により全国に先駆けて現在地に開業され、現在まで県内外1500名を 超える患者様の診療に当たってまいりました。
認知症の多くは進行に伴い対応の難しい精神症状や問題行動が出現し、また高齢のため身体に合併症をもつ患者様がいらっしゃいます。その為、当院は患者様の精神・身体の状態に応じて病棟を準備し、あらゆる状態に対応できるように努めてまいりました。
また、精神面の治療、身体の管理に加えて最も必要となる日常生活のケアも充実を図ってまいりました。私は精神科の治療において最も重要なことは治療に携わる人達と患者様との心の交流にあると考えています。ご家族を含め周囲の人達の愛情によって支えられ精神的に充実し、失われていたその人なりの個性を取り戻していかれると思います。
「すべては患者様のために」私共はこの理念を掲げ、誠実な医療を行っていこうと考えております。
どうかご理解とご協力の程、宜しくお願い致します。
横山記念病院
院長 横山 桂
医学博士
精神保健指定医
日本精神神経学会専門医
日本老年精神医学会専門医